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デュタステリド

[2024.04.19]

デュタステリドは、前立腺肥大症や男性型脱毛症(AGA)の治療に用いられる医薬品であり、フィナステリドと同様に5α-リダクターゼという酵素の活性を阻害することで、テストステロンがジヒドロテストステロン(DHT)への変換を抑制します。この働きにより、前立腺肥大症の症状を軽減し、男性型脱毛症の進行を遅らせることが期待されます。

デュタステリドはフィナステリドよりも強力な効果を持つことが知られています。フィナステリドが5α-リダクターゼの1型と2型を阻害するのに対し、デュタステリドはこれらの両方を阻害します。そのため、デュタステリドはより効果的にDHTの産生を抑制し、前立腺の拡大や男性型脱毛症の進行を防ぐことができます。

デュタステリドは通常、1日1回の経口投与で摂取されます。前立腺肥大症の場合、効果を感じるまでに数か月から半年程度かかることがあります。また、男性型脱毛症の治療においても、効果が現れるまでには時間がかかることがあります。

一般的な副作用には、性的機能の変化(性欲減退、勃起障害、射精障害など)、乳房の腫れや痛み、頭痛、めまい、消化器症状などがあります。また、デュタステリドの使用によって前立腺がんのリスクが増加する可能性が報告されています。そのため、デュタステリドの使用を検討する際には、このリスクを注意深く考慮する必要があります。

デュタステリドは妊娠中の女性や授乳中の女性、またはデュタステリドに対して過敏症がある人には適していません。また、特に前立腺がんのリスクを抱える可能性がある人には、医師との相談のもとで使用する必要があります。

デュタステリドは効果的な前立腺肥大症や男性型脱毛症の治療薬として広く使われていますが、副作用や注意事項について正確な情報を把握し、医師の指示に従うことが重要です。医師との相談のもとで、利点とリスクを慎重に考慮し、最適な治療法を選択することが重要です。

 

医師中村有吾

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